トイレの花子さんの由来

学校の七不思議のうち最もポピュラーと言ってもいいトイレの花子さん。皆さんはその由来をご存知でしょうか?いくつかの説があるようですが、今回はこのトイレの花子さんの由来を紹介します。



トイレの花子さんとは

トイレの花子さんは、学校のトイレに入っているときに
  • 決まった方法で呼びかけると返事をする
  • 用を足していると声をかけられる
  • 用を足しているとドアをたたかれる
  • 誰もいなかった個室が出るときには一つしまっている
  • 入ったときにひとつだけ個室がしまっていて出るときには誰もいない
など様々なパターンがありますが、一概に言えるのは女の子の声で話しかけられるという点です。

実際にあったトイレの花子さんのルーツ

実際にあった事件がモデルになっているという説には 文京区小2女児殺害事件という事件があります。 それは1954年(昭和29年)東京都文京区にある元町小学校で、小学校2年生の女子児童が暴漢に襲われるという悲しい出来事です。

当時は現在のように小学校に対するセキュリティが確立されておらず、むしろ開かれた施設として認識されており、周囲の環境によってはトイレなどは公衆トイレのように誰でも利用されていました。

そんな状況の中元町小学校のある女子児童が休み時間にトイレに行着たくなり、友達に一言声をかけて教室を離れたました。 授業が始まってもこの児童は帰ってきませんでしたがクラスメイトも先生も別の用事でもできたのだろうとそれほど気にかけず探しませんでした。

数時間後あまりにも戻ってくるのが遅いことに気が付き、みんなで捜索を行いましたが時すでに遅く、正面玄関のトイレで暴行され、下着を口に詰められたまま絞殺されるというあまりにも可哀そうな姿で発見されました。

犯人は当時20歳の男性で、現場に証拠もあったため事件は早期に解決、2年後に死刑となりました。 しかしながら少女あまりにも可哀そうな姿が人々の記憶に残ったのか、それとも女児の無念が遺ったのか、花子さんの由来の一つとなっている。

都市伝説をルーツとする花子さん

おかっぱの赤いスカートをはいた女の子が学校の3回の手前から3番目のトイレにあらわれる。というお話しです。 学校がお休みのとある日。学校で遊んでいた女子児童が突如校内に入ってきた変質者に襲われてしまいます。 女子児童は変質者から逃げるため、校舎内に入り三階までいきます。そしてトイレに駆け込み3つめの個室に隠れました。しかし変質者は執拗に追いかけ、探し、ついに見つかり殺されてしまいます。

この殺された三階のトイレの3番目という場所から、「三番目の花子さん」という都市伝説となりました。 この都市伝説が最も古い由来と思われ、そのため最有力のルーツとも言えます。

全国のトイレの花子さん

全国各地でトイレの花子さんのうわさは存在します。その一部を紹介します。
山形県トイレを出る際「花子さん」と呼ぶと返事があり、嫌な声で返事をされたときには何か起こる、と伝わる。
岩手県3番目の個室に入ると「3番目の花子さん」と声がして、床穴から白い大きな手が現れる。
島根県花子さんと遊ばないと追いかけられる、と伝わる。
神奈川県「女子トイレにハナコさん、さらに男子トイレにはヨースケさんがいて、呼びかけて3秒以内に逃げないと殺される」、「男子トイレで便器の周りを3回回って「ハナコさん」と呼ぶと、便器から血だらけの手が現れる」、と伝わる。
兵庫県1番目のトイレには花子さん家族が合わられる話もあるがここまで行くとちょっとコメディ。
大阪府花子さんを呼ぼうとトイレのドアをノックすると、標準語で「危ないわね、やめなさいよ」と声が返った。
東京都3階の女子トイレの奥で「花子さーん」と呼ぶと「なーに?」と声が返り、16時過ぎにトイレで「花子さん、ごめんなさい」と言うと「いいのよ」と声が返る。
岐阜県校内に旧式の汲み取り式便器があり、そこで3回回って「花子さーん」と呼ぶと「はーい」と返事が返る。
埼玉県トイレの4番目のドアを15回ノックして「花子さん、遊びましょ」と呼ぶと「はーい」と返事が返る。また3番目のトイレに入るときには5回ノックして「花子さん」と3回呼ばなければドアが開かない。無理に開けようとすると金縛りや神隠しに遭う。
といった話がある。

本当のルーツは?

1980年頃からトイレの花子さんは子供たちの噂になったそうで、それに続いて映画、漫画などにより全国的に広まり1990年頃には一時的なブームとなったようです。 「三番目の花子さん」は1950年頃に流布されており、「文京区小2女児殺害事件」よりも早い時期であったと思われますが、実際に広まり始めた1980年頃には双方噂のもとになる可能性はあるため、

現在広まっている花子さんはいったいどちらが本当のルーツなのかと言われると「どちらもある」というのが本当の所でしょう。

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